牛腸茂雄展
朝から大雨、息子を保育園へ送りそのまま取引先に先週撮影のポジを納品。その後恵比寿の写真美術館へウイリアム・クライン展を見る。写真界の巨匠 56年に「ニューヨーク」を発表し、ナダール賞を受賞してその後アレ ボケ ブレを使った「ローマ」「モスクワ」「東京」を発表した。今回は「パリ」ここ20年ぐらいに撮影されたものが多くクライン現在76才。晩年に撮影したにもかかわらず昔発表された作品と、視点がほとんど変わってないのはみごと。ある意味、究極のスナップシューター。9月のはじめに映画もやっていたそうだが映画監督ウイリアムクラインの作品も見てみたかった。
ついでに坂田栄一郎展も見た。その道の一流と言われる人たちのポートレートで、その隣に坂田氏が連想しうる写真が展示してあった。人の顔というのはその職業がその人の顔を作るものなのかはわからないが、これほど顔に職業が出ている、その人間自身を見られる作品を久しぶりに見た。このポートレートは素晴らしい。そしてその展示はというと、写真を使った連想ゲームか、まるでパズルのようだ。色川大吉がふくろう エンツォクッキが亀 ヒクソングレイシーが馬の尻尾などなどが隣に飾られていて、それがまた良く似ているので笑えた。
その後時間もあるので、三鷹に行き牛腸茂雄展を見る。この作家は1946年〜83年、36歳で幼少時から患っていた胸椎カリエスのために早世した。その間写真雑誌などに作品を発表して、3冊の写真集を残し、何回かの個展と木村伊兵衛賞の候補にもなった。幼いときからの病気のために死というものをいつも意識してきた作者の自分と他人とのかかわり合いが、実に静かに淡々と感じられる。この展覧会に関して私がどうのこうの言っても始まらない。とにかく見てほしい。会期は10/24まで三鷹市美術ギャラリーと三鷹市芸術文化センター2箇所に分けて行われている。
PM6:30新橋で打ち合わせ。
明日から2日間、事務所のエレベーターが修理のため止まってしまう。私のところは10階なので動いてる今日のうちに2日分の機材を車にのせた。


写真家の日常 | 22:39:52| Trackback(0)| Comments(0)
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