投稿日:2005-06-17 Fri
午前中は川崎市民ミュージアムで木村伊兵衛賞コレクションを見る。毎年優秀と思われる作品を発表している写真家に贈られる賞で、1975’から今年まで30年間に受賞された作品が展示されていた。この賞には賛否両論ありマスコミ向けにあからさまに批判する人はいないが、私の知っている何人かの評論家など結構痛烈に批判していた。今回の展示で思ったことは、90年代半ばまではきちっと選んでいたのだと思った。後半に入り、景気も悪くなり写真集などの発行が少なくなると、選考基準もあいまいになり話題性という要素がかなり鑑みられるようになった。
ある年など、話題の女性写真家ばかり3人に賞を与えた年もあった。
2000年に入るとほとんどが以前に写真新世紀で賞をとった人たちで、安易な選考に疑問が残るところだ。
もっとも新しい写真家は数多く出てきている中で、才能がある人間も必ずいるはずで、そういう人材を発掘したりバックアップしたりする、編集者なりデザイナーがいないというのも、このようなマンネリ選考になってるのかもしれない。
それと何故その作品が選考されたのかの理由を書いてほしかった。写真ももちろん見てみたかったが、なにより選考者の意見を聞いてみたかった。
展示の図録も見たが、そのことに関して何も触れていなかった。
ただ、83年の受賞該当者なしには、なぜいないのか、アサヒカメラに掲載された理由を、コピーではあったがパネル展示がしてあり読むことができた。
皮肉にも今回の展示で一番興味をそそられた。
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