投稿日:2005-01-19 Wed
出勤途中八丁堀に納品。午前中事務所で物撮り、午後は写真展巡り、pgで比嘉豊光の「ナナムイ」を見る。宮古島での祭事の様子を撮影した作品。なにか夢の中で見ては行けないものを見てしまったような、幻想的な作品。それからコニカミノルタへ、勝谷寛子氏の「武蔵野風土紀」武蔵野の自然とそこに生活する人々をスナップしたモノクロ作品。氏は写真を定年退職後の趣味として始めたそうだが、その作品は見事な視点で撮影されており、ベテラン作家のスナップ撮影と見まがうほどの力量を持っている。山田真氏「ShipBreakersCHITTAGONG」バングラデッシュの海岸線にある巨大タンカーの船舶解体場で働く人々のモノクロ作品。劣悪な状況で過酷な労働を強いられる人たちの写された姿は時に美しくも見えたりする。モノクロの焼き込み技術を駆使したプリントはサルガドの「WORKERS」を思い起こさせた。そしてニコンサロンヘ佐藤俊和氏「辺疆行」中国新疆ウイグル自治区の自然の中で暮らす人々のモノクロ写真。作者は新聞記者で、ちょうどギャラリーにいらしたので話を聞くことが出来た。期間は1週間の旅行で撮影されたもので奥様と二人で取材したそうだ。一週間でこれだけの仕事が出来るのは、新聞記者としての能力かもしれない。プリントがみごと、ノメーとした柔らかい表現がこの作品に非常に合っている。その後ペンタックスサロンへ長島義明氏「あれから10年:阪神大震災」題名のとうり震災の作品、今改めてみるとその地震のエネルギーのすさまじさに背筋が凍る。このところ、各地で災害が起きているため今度は東京ではと思っているが、ホントに来たらどうなってしまうのだろう。その隣のエプサイトヘ、藤原新也氏「フェルナンド・ペソアの午後」震災の写真の後、このお気楽写真を、真剣に見ることはできなかった。オペラシティーに行こうかと思ったが、気落ちしたためと一件夕方に納品があるので、事務所に戻った。
今回モノクロ作品が多かったが、どれも良い作品だった。
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