優しい男2
午前中人物撮影1時間ほどで終了、午後の撮影まで時間があるので銀座ニコンサロンへ春日広隆氏の「大地のスピリット」を見る。アリゾナやオレゴンなどのモノクロ自然写真。一言で言うとなんてきれいなモノクロプリントなんだろう。とにかくその再現性は今まで見たモノクロプリントの中でも特にすばらしい。温黒調でハイライトの白がトンでしまわないぎりぎりの白で出ており、それでいて黒はつぶれていなく、そうなると眠くなるかと思えば実にシャープに表現されている。これほどの銀塩プリントをいまだにやる人がいるのかと感心して、作家の方に話を聞いた所、これはシノゴのフィルムで撮影はしているがプリント作業はすべてデジタル処理でインクジェットプリンターで出力したものだそうだ。モノクロプリントもデジタルでここまでできるようになったのかと正直驚いた。11/13までやっているので是非。
10/25の日記で友人の風景カメラマンが新潟の地震の後に現地へ行った話をしたが、今日彼と電話で話をした。高速を使えないので17号線を使って入ったそうだが川口町の手前の和南津のトンネルが崩落していて車が通れないので山を20分かけて歩いて越えて川口町に入りそこから知り合いのいる集落まで2時間かけて歩いたそうである。
結局彼は一週間くらい現地ボランティアをしていたそうで、とにかく行ってよかったと言っていた。自分が今までフィールドとしていたところで今回のようなことがあり、それの役に立ったということが、自分自身のためにもなったし、もし行かなかったら後悔していたと言っていた。その言葉を聞いてなんと素晴らしい男かと、20年以上の付き合いだがあらためて彼のような友人を持てたことを誇りに思った。


写真家の日常 | 21:55:13| Trackback(0)| Comments(0)