麻布スタジオ廃業か?
息子が風邪気味、街医者に連れて行く。私も少し喉が痛いので見てもらう。昼食は近所の先輩カメラマンとリステルというビジネスホテルのレストランで食べる。サラダとデザートと食後のコーヒーがバイキングで食べ飲み放題、でもそんなにたくさん食べられる訳ないしそれほどおいしくない。
編集者から撮影の件で連絡があり、麻布スタジオに電話したら廃業したらしいから他のスタジオを手配してくれとのこと、私も電話してみたが全然つながらない。ちょっと驚いた。もう40年近く営業している写真スタジオの老舗中の老舗。4ヶ月ほど前に使ったときはスタジオマンが結構最近忙しいですよと言っていたのに。
 私は写真学校を出てからこの麻布スタジオに就職した。20年前のことで、当時は写真業界にも厳しい徒弟制度が残っており、麻布で一年勤まればどこに助手に行っても勤まると言われるくらいに厳しかった。給料も10万円ぐらいしかもらえないにもかかわらず、月に100時間以上残業していたように覚えている。それでもとても充実した毎日で、今でも一流と言われるカメラマンが数多く使っていた。(篠山紀信 立木義浩 荒木経惟 上田義彦など)それらのカメラマンの撮影現場をみられたことはとても幸運なことであり、今でも仕事をする上での財産になっている。自分の出身スタジオがなくなってしまったというのは自分の出身校が廃校になってしまったような寂しさを感じる。


写真家の日常 | 22:38:44| Trackback(0)| Comments(0)