リヒター展
午前中千葉で撮影。
川村美術館のゲルハルトリヒター展を帰りがけに見る。22日までの会期で、友人と行く約束をしていたが、千葉に来たついでに見に行ってしまった。(鳥ちゃんごめんね)
金沢21世紀美術館から回覧してきたもので、目録や印刷物では見たことがあるが本物を見るのは初めて。実物を見てあらためて、絵画や写真などは実物を見ないとだめだと言うことを改めて感じさせられた展示だった。
作品の中の写真を模写している物などは、印刷では明らかに写真のように見えてしまうが実物を見るとその立体感や画材の質感などはたしかに絵画であった。
展示の点数は多くはないが、B5ほどの目録で見た作品が壁一面に、巨大な作品であったのを目の当たりにすると、作品の前で呆然とするしかない。
 リヒターの作品にはガラスを使った物も何点かあるが、「11枚のガラス板」など単純に11枚のガラス板を10cmほどの隙間をあけて重ねて立て掛けているだけなのだが、その前に立つと会場の中に自分が立っている姿が反射するのが見られるのだがガラスが重ねてあることによって自分の姿が微妙にぶれて見える。
このぶれが自分自身の過去から未来に続く時間のように見えて不思議な感覚を感じた。
リヒター展以外にも常設展では、モネのやルノワール ブランクーシ ピカソ シャガールなどが展示してあり、これらは中学生の美術の教科書に出て見覚えのある絵画が数多くあった。
これが本物かぁ〜などと思いながら、いったいこれだけのコレクションにいくら払ったのかなどと無粋なことを思ったりした。(川村記念美術館は大日本インキが設立した私立の美術館、美術館の名前は創業者が川村さんだから。わかりやすいでしょ)
2時間ほどゆっくり見て会場をあとにした。
東京に向かう途中、ボルボ市川により車検のため車を置いてきた。代車はトヨタヴィッツ。
ちっちゃくて小回りがきくが、ドアなどが薄くぶつけられたらペシャンコになりそうで怖い。
夕方から、知り合いのデザイン事務所で複写の撮影があり カメラバック ストロボ 三脚やライトスタンドを乗せたら車内いっぱいになってしまった。
明日は宇都宮で撮影。
この車で行くのが今から怖い。

美術館や写真ギャラリーを見て | 22:17:56| Trackback(0)| Comments(0)
映画三昧
昨日から嫁さんが子供をつれて実家へ三連休。
昨日今日と仕事があったが、今日は早めに帰りDVDを借りて一人優雅に映画鑑賞。
はっきり言ってもうじき三歳になる息子がいると、家で映画など見ることはほぼ不可能、「嫁さん元気で留守がいい」なんちゃって。
三本借りてきた、「亡国のイージス」「血と骨」「ミリオンダラーベイビー」
二本は邦画で、私自身日本の映画など昔はあまり見なかった(男はつらいよ以外)が最近のものは割とおもしろい物があり、期待を裏切られることが少ない。
が、「亡国のイージス」はいただけない、言わずとしれた福井晴敏の原作で、一年ほど前に嫁さんが読んだのを貸してもらって読んだが、その自衛隊内部の緻密さと人物描写にリアル感がありとても感情移入して読むことができておもしろかった。
その小説を、どのように映画にしたのか楽しみにしていたが、評判ほどのことはなくて、この手のミリタリー映画はハリウッドの予算無制限のアクション活劇を見慣れた目には、とても陳腐で悲しく感じた。
こういう映画は、日本人には作れないと思う。
そしてもう一本の邦画は「血と骨」
ビートたけし主演のすさまじいばかりの自己中心的な男の話で、たけしはまさにはまり役、恐ろしいまでの気迫が、画面からほとばしる。
この人は何をやらせても出来てしまう。
天才とはこの人のことかもしれない。
それと、たけし扮する金俊平の妻 鈴木京香の演技も素晴らしい、だんだんと老いていく姿には、あの美人女優がここまでやるのかと思ってしまうほどの悲壮感が感じらる。
あまり後味は良くないが、おもしろい映画だった。

今回見た中での唯一の外国映画「ミリオンダラーベイビー」
クリントイーストウッド監督 主演映画。
アカデミー賞作品だからつまらないわけがなく、良い映画だった。
最近のイーストウッドが監督する作品は、感情に訴える物が多く、昔のアクション物をよく知っている世代(ダーティーハリーシリーズなどよく見た私たちの世代)には、意外に思える。
でも、「バード」も良かったし「許されざる者」「ミステッックリバー」もよかった。
今75才。
年齢がいくほど、濃厚な感情を押し出した映画になっていくように思う。
これからももっとイーストウッドの作る作品を見たいものだ。








美術館や写真ギャラリーを見て | 22:39:22| Trackback(0)| Comments(0)
写真美術館
午前中撮影。その帰りに写真美術館に寄る。毎年行われているキャノン写真新世紀を見るためだ。この公募展は、ちまたにある業界協会系がやっている公募展のように、見ていてもなぜこれが優秀賞なのかと思うことが絶対ない。
選ばれたものが必ずおもしろいのだ。
 今回突出して良かったのは、小澤亜希子「A DAY[Woman of 30 years]」4人のそれぞれ違った職業や生活を持った30才の女性たちの日常を、4分割の構成と見せ方で作っている。
と、よく見たらグランプリだった。やっぱり。
 一時間ほどゆっくり佳作作品も見たが、どれも良いできで実に刺激になった。
来たついでに二階で横須賀功光の「光と鬼」?がやっていたのでついでに見た。写真新世紀は無料。これは800円!!!!
しかし会場に入ってびっくり、暗いのだ。そして幅1.5m高さ2mほどの黒い衝立の両面に写真が展示してありそれが沢山立ち並んでいるのである。
だから写真を見ながら自分の歩く経路を探さねばならずとにかく気が散るし写真が見づらい。
これが六本木あたりにあるような一昔前のカフェバーならともかくこのようにした趣旨がまるっきり見えない。
おそらく写真のわかっている人が設計したのではないだろう。
頭が痛くなってきたので、早々に退散。
800えんの無駄!
いつも思うけど写美でやる広告写真家の展示ってだいたいはずすのよね。


美術館や写真ギャラリーを見て | 23:56:20| Trackback(0)| Comments(1)
ドイツ写真の現代
撮影が入っていたが、来週に延期になった。今週はわりと落ち着いた一週間。
このチャンスに近代美術館で行われている「ドイツ写真の現在」に行く。
私自身、ドイツの「ベッヒャー派」と呼ばれる写真家たちの作品は大好きである。
特に今回あらためて見ることが出来たベルント&ヒラ・ベッヒャーの15点の作品が並べられた「採堀塔」ややはり15点の作品の「砂利工場」などどれも違う場所を撮影しているのに同じ画角、同じ光線状態で撮影された写真は、同じものをわずかずつ角度を変えて撮影したような錯覚を起こす。
そして、アンドレアス・グリスキーの作品は写真集では見ていたが、その巨大作品を見たのは初めてで、「香港証券取引所」の2点の対照的に並べた作品には、大きくなるとここまで見ているものを圧倒するものなのか。
沢山の同じ形の机 同じ形の電話やプリンター パソコン。
同じ服を着て同じ方向に座る人々。
作品は1994年 まさに10年前その当時の資本主義経済の牙城がここにあると感じた。
他にトーマス・デマンドやティルマンスなどの作品も展示してある。

美術館や写真ギャラリーを見て | 22:53:50| Trackback(0)| Comments(0)
ギャラリー冬青
阿佐ヶ谷で撮影。帰りに新中野にあるギャラリー冬青による。尾中浩二の「フランスの犬」を見る。92年にフランスに行ったときの作品、全体に暗い焼きで一歩間違うと眠く感じられる調子である、が そこには郷愁や孤独といった感情が見られ、海外旅行に行ってまでこんなつらい気持ちにならなくても良いのに、と思われるような写真。
でも、その柔らかいモノクロプリントの暗さと柔らかさはフランスの湿ったイメージに合っていると思った。
作品を見ていると、初老の男性(冬青社の社長か?)がお茶を出してくれて、しばらく写真談義。尾中氏制作のDVDを見せてもらう。以前出版した写真集のフォトスライドショウ。写真集より焼きも色も軽くなっていた。こっちも良いけど、あまりのセンチメンタリズムに辛くなってきたが飽きずに最後まで見た。
結局、一時間ほど話をしてから帰ろうと青梅街道に路上駐車している車に戻ったら、危ないところでレッカー移動されるところだった。
 

美術館や写真ギャラリーを見て | 22:56:58| Trackback(0)| Comments(0)
イサムノグチ
現在、東京都現代美術館でイサムノグチ展をやっているので、午前中時間があったので見に行った。札幌には死去する数ヶ月前にノグチ自身が監修の巨大ランドスケープ彫刻のモエレ沼公園が1988年から17年かけて今年の7月に完成した。
ノグチ彫刻の集大成といえるこの公園の設計過程などが見ることができ、他の青年期(戦前に制作)から壮年期の作品とあいまってとても興味深いものだった。
 特に美術館の吹き抜けのある会場の真ん中に”エナジーヴォイト”が置いてあり、高さ三メーター以上の作品の存在感に圧倒された。しばらく作品の周りを歩きながら鑑賞したが、見る角度すべてで違った形に見え、ある時には安定感のある地に吸い付くように見えたのが、別の角度では不安定な今にも倒れてしまいそうな危うさを感じた。自宅の庭に一つほしいものだ、と言っても置けるスペースなどないけどね。
二時間ほど鑑賞して、銀座にある広告代理店に昨日のデーターを納品。
その後二時から以前平泉の中尊寺の改修工事を担当した老舗ゼネコン社長の撮影。

美術館や写真ギャラリーを見て | 21:32:32| Trackback(0)| Comments(0)